@article{oai:seisen-u.repo.nii.ac.jp:00000955, author = {興津, 真理子 and 水野, 邦夫 and 吉川, 栄子 and 高橋, 宗 and オキツ, マリコ and ミズノ, クニオ and ヨシカワ, エイコ and タカハシ, シュウ and OKITSU, Mariko and MIDZUNO, Kunio and YOSHIKAWA, Eiko and TAKAHASHI, Shu}, issue = {14}, journal = {聖泉論叢}, month = {}, note = {P(論文), 本研究では不登校経験者の大学への適応について, 心理的側面から検討することを目的とした。研究1では, 以前に不登校を経験した学生とそうでない学生との比較を通し, 不登校経験に影響すると考えられる要因を調べるとともに, 大学での適応に必要と考えられる要因について検討することを目的とした。次に研究2では, 本学で1年次に行なっている構成的グループエンカウンターを導入した授業での他者との交流を, 不登校経験者がどのように捉えているのかを検討し, こうしたプログラムが不登校経験者の適応への一助となりうるのかを吟味することを目的とした。その結果, 研究1においては, 不登校経験者は対人関係の煩わしさが引き金となって学校が嫌になるものの, 煩わしさが孤独感や不信感と結びつくことで, 最終的に不登校に至る(未経験者は煩わしさを感じても, 人間関係のつながりまでは失わない)ことが示唆され, 不登校経験者の大学への適応を考える際には, 大学生活の中で人間関係のつながりの重要性を実感させる場面を作っていくことが求められると考えられた。また, 構成的グループエンカウンターは, そうした場面となりうるものであるが, 研究2において, この他者との交流が, 不登校経験者にとっても過大な負担にならずに取り組めるものであることが示された。実施による心理過程の詳細については今後検討し, 必要な配慮を明らかにしていく必要があろう。}, pages = {73--83}, title = {不登校経験者の大学への適応について(人間心理学科)}, year = {2006} }