@article{oai:seisen-u.repo.nii.ac.jp:00000573, author = {作原, 猛誌 and サクハラ, タケシ and SAKUHARA, Takeshi}, issue = {1}, journal = {聖隷学園聖泉短期大学人文・社会科学論集}, month = {Feb}, note = {P(論文), 一、わが国における桐材使用製品と物品税高級な総桐タンスのほとんどは材質のすぐれたアメリカ桐を100%使用し、価格も一棹100万円以上のものが多い。またすべての家具、特に和ダンス、整理ダンスなどの内面 (引き出し、側板など) は桐材を使用する。これは衣類の保存に適するとか、軽くて運び易いといった利点に加えて、材料比率で50%以上の桐材を使用すれば20%の物品税を免除するという桐業界保護政策の一環に由るものである。二、以上アメリカ桐原木買付の実態を実情に即して説明したが、最近では港から相当遠隔の山の中-そこでは切っても搬出が難しい-でないと発見されず、おのずから国内輸送費の増大、インフレに伴う Logger への伐採労賃の高騰、ならびに1985年9月のG-5 (先進5ケ国蔵相会議)以降の急激なドル安、円高に基因する供給側の意図的な値上げ攻勢などにより著しく輸入量は減少し、アメリカの桐供給源としての地位が低下するに至った。一方国内需要の面においては、最近の住宅事情による家具のユニット化の影響をうけ、現在以上の需要の伸びを期待することは不可能に近いというのが業界筋の悲観的な観測である。古くより日本人に親しまれてきた桐製品が今後関係業界と消費者との緊密な協力により新しい用途が開発され、再び国内市場に活性化を与える日の近からんことを願うものである。}, pages = {139--150}, title = {"桐"に関する体験的貿易論}, year = {1987} }