@article{oai:seisen-u.repo.nii.ac.jp:00000571, author = {高橋, 宗 and タカハシ, シュウ and TAKAHASHI, Shu}, issue = {1}, journal = {聖隷学園聖泉短期大学人文・社会科学論集}, month = {Feb}, note = {P(論文), 父親と子どもの関係を明らかにするため、今回の調査対象は、乳幼児期から青年期前期の子どもを持つ父親1968人。35~45才のサラリーマンで、2~3人の子どもを持つ核家族が大半である。結果を要約すると、次のようになる。1、父親像としては、仕事重視に傾き、子どもには厳しい姿勢で臨むのが良いと考える者が大勢を占める。2、子どもと遊んだり会話したりする機会が十分にもてなくて、基本的なコミュニケーションに不足している。3、子どもとの間のコミュニケーション不足を心の中に感じているが、具体的な対策がとれず、母親まかせ、責任回避の姿勢が見られる。4、子どもとの接触不足とその対応のまずさから、妻からも自分が評価されていないことを自覚している。またそれが家庭での自分の存在意義を薄くしているのを感じとっており、父親としての権威の低下を実感している。5、友人タイプの場合でも、家庭内での存在感は弱まっており、父親不在の傾向が進んでいる。6、父親の子育ての基準は、自分の体験や経験に基いている。それが、子ども社会の変化とズレを生じた時にコミュニケーション不足を招いており、父子関係において、父親の柔軟な思考に不足を来たしている。7、今回の調査は、現代の父親像を概観するための基礎的なデーターを収集することであった。そのために、質的分析を中心に行なった。今後の課題として、量的分析とともに、子どもの側からみた父親像との比較検討が求められる。}, pages = {103--124}, title = {現代の父親像 (1) : 父親に対する調査データーを手がかりとして}, year = {1987} }