@article{oai:seisen-u.repo.nii.ac.jp:00001391, author = {森, 雄二郎 and Mori, Yujiro}, issue = {1}, journal = {聖泉論叢(増刊), THE SEISEN REVIEW EXTRA EDITION}, month = {}, note = {本論は欧州諸国において移民教育がどのように進められてきたのか、各国の移民の子どもに対する教育政策の変遷を整理することで、これまでの移民教育の動向を捉えようとするものである。特に、第2次世界大戦後に活発化した移民受け入れにともなう移民の子どもに対する教育政策の変遷を概観し、2000年ごろまでの移民教育の取り組みの特徴や潮流について考察した。 その結果、各国の動きは必ずしも一致するわけではないが、1970年代には文化的多様性を尊重する多文化主義のもと、多文化教育や異文化間教育といった視点が導入されている。1980年代になると、新自由主義が台頭したことによって、移民やエスニックマイノリティに対する保護的な政策は減退し、さらに1990年代には国際的なテロ活動や民族間の対立、移民や難民受け入れに対するコストの増大などが問題視される中で、各国においてポスト多文化主義の動きが模索されるようになっている。 そして、その後の1つの潮流としては、国民と移民、マジョリティとマイノリティといった枠組みを超えた市民性の醸成を目指すシティズンシップ教育や地域社会のつながりや結束を統合の基盤として、より公教育のみならずローカルな連帯や協働によるインフォーマルな場での取り組みの推進などが試行されていることが確認された。}, pages = {1--14}, title = {欧州諸国の移民教育の動向に関する一考察 -1950年代から2000年代にかけた政策の変遷に着目して-}, year = {2022}, yomi = {モリ, ユウジロウ} }