@article{oai:seisen-u.repo.nii.ac.jp:00001366, author = {山口, 隆介 and Yamaguchi, Ryusuke}, issue = {29}, journal = {聖泉論叢, THE SEISEN REVIEW}, month = {}, note = {本稿の目的は、トマス・アクィナスが「コヘレトの言葉」1章2節に依拠し理解するところのvanitas概念がいかなるものかを明らかにすることである。 まず1において、中世カトリック世界における「コヘレトの言葉」の伝統的な位置づけを確認し、「コヘレトの言葉」1章2節に依拠したvanitas概念が一般的にどのようなものと言えるかを見定める。 次に2において、vanitas概念の継受史において画期となるサン・ヴィクトルのフーゴーのvanitas理解を概観する。 最後に3において、トマス・アクィナスのvanitas概念の特徴をサン・ヴィクトルのフーゴーおよびボナヴェントウラとの比較の中で浮かび上がらせようと試みる。 聖書註解者としてのトマス研究は、必要性が指摘されながらわが国では十分な展開がなされていない。本研究が、聖書註解者としてのトマス理解を深める一端となるなら望外の喜びである。}, pages = {131--140}, title = {トマス・アクィナスのvanitas概念}, year = {2022}, yomi = {ヤマグチ, リュウスケ} }