@article{oai:seisen-u.repo.nii.ac.jp:00001227, author = {Liang, Hao and Fang , Suchun}, issue = {25}, journal = {聖泉論叢}, month = {}, note = {本研究は日中貿易史の中で,17 世紀から19 世紀前半期の中国対日貿易の中における糸 貿易事情を考察することを目的とする。 経済がグローバル化している現代社会は,歴史上,時代によって制限されたことが多か った貿易活動のありさまを想像しにくいだろう。筆者は,先輩の方たちはどんな方法で商 売を行ったか,どんな思いでいくつの山や海を越えて,高いリスクを抱えながら生活に必 要な商品を届いたことに興味を持ち,本研究を始めた。 生糸というのは蚕が吐いたものを加工したものである。当時の中国の生糸製造技術は世 界でもっとも優れていた。生糸で加工した織物や製品は軽くてきれいに見えるので,西方 の商人はシルクと呼ばれて,日本でも人気商品だった。日本と中国の商人は日本の需要を 満たすために東アジアと東南アジアの海路に往復し,品質のよい生糸や糸製品を日本に持 って来た。そして当時日本風の糸織がすでに発展したので,生糸は原料として主な輸入品 になった。しかし中国の貿易政策と政治は不安定要素が多かったため,日本への生糸貿易 を脅かす可能性が高いと予見された。自国の需要を満たすために,日本の養蚕業は時代と ともに成長,成熟した。そして織技術の進歩とともに,国際市場のブランドになって,19 世紀から20 世紀前半に日本のシルク製品は中国の有力競争者になった。本文は以上の内 容で諸視点のもとに,先行研究のデータの整理に力を入れて,データや文献記録の分析よ って,17 世紀から19 世紀における中国の対日投資について糸貿易を中心に考察した。}, pages = {71--83}, title = {17 世紀から19 世紀前半期の中国対日貿易に関する研究}, year = {2018} }