@article{oai:seisen-u.repo.nii.ac.jp:00001222, author = {谷口(藤本), 麻起子}, issue = {25}, journal = {聖泉論叢}, month = {}, note = {本論文は摂食障害の人の内的世界を,TAT 図版12BG への語りを元に検討することが 目的であった。TAT 図版12BG を摂食障害の女性24 名,比較検討として女性24 名に施 行し,M-GTA によって語りのテーマを整理した。その結果,「つながり」「変化」「主体性」 「心地よい世界」といった4 つのカテゴリーが見出された。カテゴリーごとの出現度数の 比較や,事例を詳細に検討したところ,摂食障害の人は誕生以前の一体的世界への志向が 強く,自他が分離していくことを意味する成長や,境界づけが困難であることがわかった。 そしてその背景には人とのつながりを意味する基本的信頼感の希薄さ,あるいは基本的信 頼感が成立していないことが推測された。これらの基本的信頼感の違いというものが,摂 食障害の本質を反映し,心理療法でも検討されるべき点であると考えられた。}, pages = {1--17}, title = {摂食障害の人の基本的信頼感について}, year = {2018}, yomi = {タニグチ(フジモト), マキコ} }