@article{oai:seisen-u.repo.nii.ac.jp:00001150, author = {アクィナス, トマス and 山口, 隆介 and Aquinas, Thomas and Yamaguchi, Ryusuke}, issue = {22}, journal = {聖泉論叢}, month = {}, note = {トマス・アクィナスの祈り概念は,研究すべき点を多く残している主題である.主の祈りは,イエスが教えた祈りと位置づけられている祈りであり,トマスは『神学綱要』Compendium Theologiae 第2部の希望論を,主の祈りの註釈として展開しようとした.『神学綱要』CompendiumTheologiae の希望論は残念なことに第10章の途中で途絶しているが,『神学綱要』の現代語訳のある版では,この『「主の祈り」講解』と複合して,ありうべき議論全体の示唆を得るという形態をとっている.本試訳は,紙幅の都合により,『「主の祈り」講解』の最初の3分の1を訳出する.内容は,祈りとは何か,「天におられる私たちの父よ」という呼びかけの講解,「御名が聖とされますように」という第1の願いの講解である.底本としては,In Oratio Dominicam videlicet “Pater Noster,, Expositio, in: S. Thomae Aquinatis Doctoris Angeli Opuscula Theologica, vol.II., De Re Spirituali, cura et studio P. Fr. Raymundi M.Spiazzi O. P., Marietti, 1954, pp.221-225を用いた.マリエッティ版の神学小品集第2巻は,収録する全著作の節に通し番号を振っており,翻訳中の節番号は1019番から1050番である.なお,文中に多数存在する聖書からの引用に関し,書名の和訳は新共同訳に拠ったが,『詩編』の編番号は文中ではヴルガタ訳の番号で示されているので,〔 〕内に新共同訳での編番号を記載した.なお,この翻訳は筆者の知るかぎり本邦初訳である.}, pages = {41--50}, title = {トマス・アクィナス『「主の祈り」講解』 : 翻訳のこころみ(1)}, year = {2015}, yomi = {アクィナス, トマス and ヤマグチ, リュウスケ} }