@article{oai:seisen-u.repo.nii.ac.jp:00001148, author = {山口, 隆介 and Yamaguchi, Ryusuke}, issue = {22}, journal = {聖泉論叢}, month = {}, note = {トマス・アクィナスの『神学大全』Summa Theologiae と『神学綱要』Compendium Theologiae とは相互に重なる内容の議論が多い著作である.しかしながら『神学大全』と異なり,『神学綱要』 は日本ではほとんど研究されていない. 本稿は,この両著作における神の正義とあわれみに関する議論を明らかにする試みであるが, 実は『神学綱要』には神のあわれみという語句は出てこない.そのため,神の正義という概念が『神学大全』のものと変容しているところがある.本稿では,1.および2.で『神学大全』における神の正義とあわれみに関する議論を,3.で『神 学綱要』での神の正義論を明らかにする.3.においては『神学綱要』の邦訳がない現状を鑑み,本稿での議論に必要な章をそのまま訳出したうえで,註釈をつけるという方法をとった.神の正義が神のあわれみを前提とし,あわれみのゆえに神は正義をあらわす,そして,たとえ人間を罰する時にも,神のあわれみが前提となっているということを示すのが,本稿の試みの目的である.この訳は,訳者の知るかぎり初の日本語訳である.}, pages = {13--25}, title = {神の正義とあわれみ : 『神学大全』と『神学綱要』における「神の正義」論の比較}, year = {2015}, yomi = {ヤマグチ, リュウスケ} }